温泉はあなたが浸かるためにある物ではありません。皆さんではいる「共同浴場」であることを忘れてはいけません。たとえ貸し切り湯でも「管理する方がいらっしゃる」ということを絶対に忘れないように。たとえお金を出していても「俺は金出した客だから」という考えは禁物です。
本来、地元の人たちが大切に使っている浴場を使わせていただく
という考えを絶対に忘れないようにしてください。旅館とかホテルの湯でも同様、例外はありません。

  1. 湯船にタオルを絶対浸けざるべし!!!
    これは既に当たり前なのですが、未だ守ってらっしゃらない方も沢山おられます。
    タオルを湯船に浸けると言うことは、タオルに付いている例えば石鹸かすとか垢とかが湯船に流れ出るということです。湯を汚します。新しいタオルだからといって浸けては駄目です。見ている人は判断できません。たまに湯船で体流す人もおられますが言語道断です。他の人が不愉快なのが分かりませんか?
  2. 湯船に浸かる前にたっぷりの掛け湯を怠ざるべし!!!
    特に浴室に入ってきて最初に体を洗わずに入られる方、不潔な場所もありますよね。そういう場所を洗わずそのまま「どぶーん」と浸かる方、結構居ますよ。もう見ているだけでイヤですよね。あなた方はいいかもしれないが、不潔です。迷惑です。すぐに出ていっていただきたい。また、体を洗ってから入られるときもそうですが、湯船に浸かる前の掛け湯は、「湯当たり防止」にとても効果的です。是非実行してください。掛け湯用の浴槽がもうけられている施設もありますよ。掛け湯一つで温泉の印象ががらりと変わることだって有るのです。
  3. 共同湯は自宅のお風呂ではないことを肝に銘じるべし!!
    特にお子さんを持つ親の方。子供は大きなお風呂に行くとどうしても遊びたがる傾向があります。泳いだり、潜ったり。お風呂はプールではありません。子供さんにはそういう「風呂場でのしつけ」を徹底するようにしてください。どうしても遊びたい向きはそういう施設の付いたお湯を選ぶようにしてください。ゆっくりと浸かりたい方に大変迷惑が掛かります。勿論大人も浴槽では泳ぐなんて非常識なのはわかりますよね。
  4. 湯から上がるときは立つ鳥跡を濁さざるべし!!
    後から来る人に気持ちよく利用して貰いたい物です。たとえはいるときに整理されていなくても、湯から上がるときには使った桶や椅子などは所定の位置に戻しましょう。所定の位置が分からないときは見苦しくないよう、(例えば洗い場に)整理整頓しておきましょう。これは施設の人に対する礼儀でもあります。
  5. しずくを垂らしたまま脱衣所に上がらざるべし!!
    温泉は出るときには洗い流さず、拭かずに自然乾燥が理想なのですが、そうも言ってられません。ですので脱衣所に出る前にタオルを固く絞って最低でも雫で床が垂れない程度に体を拭きましょう。濡れたまま脱衣所に上がると雫で床が濡れ、他の利用者が気持ち悪くなるの、わかりますか??たまにいますよ。脱衣所で体振って乾かすヤツ。迷惑以外の何者でもないです。
こういう方は共同湯では特に嫌われます。絶対にこのような行為は行わないでください。
あなたの心ない行為で住民以外利用禁止になった場合善良な温泉ファンが泣きます。
その他にもその施設で定められているローカルルールもありますので守りましょう(混浴における水着の可否などが一例です)
またここに無い「温泉でのタブー」あったらためらわず私にメールか掲示板で教えてくださいね。



浴槽の形式には大きく分けて2種類あります。
  1. 放流式浴槽[掛け流し式浴槽ともいいます]
  2. 循環式浴槽[放流式を併用するものもあります]
放流式浴槽というのは、一度浴槽から出たお湯を浴槽に戻さず、そのまま排水する方式の浴槽です。原始的な方法です。

循環式浴槽は、一度浴槽から出したお湯を再び浴槽に戻す方式の浴槽です。通常は殺菌・濾過を行いますが加熱だけで戻す「追い炊き」も厳密に言えば循環式といえるでしょう。
家庭用で一時流行した「24時間風呂」はこの「循環」を行う装置です。24時間風呂は循環式浴槽といえます。これの大がかりな物が循環装置で、これを設置している浴槽は循環式浴槽です。
循環式にも浴槽からは全くお湯があふれない「完全循環」と、浴槽内からは循環させているのだがいつも新しい源泉を足しており、あふれ出たお湯は捨てる「半循環」があります。

温泉は、湧き出たままのそのままを使用するのが最高です。人間の手を加えない自然のままの恵みを楽しみたいですよね。
ただ源泉の量が少ない場合、源泉を他から持ってきている場合、源泉の湧出量に比べ施設の規模が大きい場合、源泉を保護するという意味からも循環式浴槽にしていることがあります。
浴場施設の衛生で問題になるのが『レジオネラ菌』。これに感染すると健康な人には影響しにくいのですが、体力の弱っている子供やご年配の方などにとってとんでもない疾病に繋がります。非常に危険な菌なのです。
この菌は普通どこにでも存在するのですが、困ったことはお湯になったときにその湯気から人へ感染するのです。循環式浴槽はフィルターや熱交換機などがその『レジオネラ菌』の巣窟となり易いのです。
そこで保健所ではこの菌の退治のため『塩素消毒』をするよう指導しているのです。カルキは水道水にも入っていて、安全とされています。
しかし、温泉に他の成分を混入させるというのは本来の温泉の成分ではなくなります。
塩素には肌荒れや漂白作用による頭髪などの色あせを引き起こす原因になります。
循環湯には大抵多かれ少なかれ塩素が投入されていると思ってもいいでしょう(循環式浴槽に塩素投入無しは危険です)。また、塩素はレジオネラ菌と大腸菌には有効ですが他の雑菌には殆ど効果がない事も解ってきました。
ですので、おんせんぱらだいすでは、ぱらだいすな温泉に浸かるため「掛け流し湯」を勧めているのです。
一度使ったお湯は循環せず捨てるので雑菌繁殖の恐れも少ないと言えるでしょう。
また源泉温度が65度以上の場合は少なくとも源泉にレジオネラ菌は存在しません(死滅しています)。
(泉温が低い一部の温泉においては、源泉を加熱する際に塩素を投入しているらしいことも情報では出てきました。残念なことです。)
人間の手の加えられない、くみ上げたままの温泉が一番安心できると思いませんか?

では循環湯が『悪』であるかというと、必ずしもそうではありません。きちっと管理されているお湯は塩素の匂いもさほどしませんし、しっかり効果の高い湯を堪能することも出来ます。
最近では塩素に代わる「銀の殺菌作用を利用したフィルタ」「二酸化炭素やオゾンを使った殺菌法」なども実用化されていますが、現在厚生労働省の指針ではあくまで塩素と併用することとされ、これらは補助的な手段とされています。(オゾンやAG殺菌の方がよっぽど広範囲の雑菌が死ぬのにね)
ですので掛け流しじゃないからパスとはいわず、時には一度自分で入って確かめることも必要でしょう。

また「掛け流しだから絶対安心」とも言い切れないんですね。というのも浴槽や給湯・汲み上げパイプを何日も洗わない施設、源泉を一度タンクに入れている施設とかだと湯あかや析出物からレジオネラ繁殖の恐れも出てきます。
現に掛け流し式浴槽を持つ施設からもレジオネラ菌検出という例も数多くあるのです。「掛け流し神話」というのは単なる迷信です。(それでも循環式より安全である可能性は高いと言えます)
掛け流し式浴槽を持つ施設の場合は特に、
・毎日湯を抜いて浴槽を清掃しているか?
・定期的に給湯パイプを清掃しているか?
・タンク式の場合タンクも清掃しているか?
・加熱式の場合熱交換機の清掃は大丈夫か?

が衛生面で重要になります。例えば浴槽に浸かって明らかに湯あかと思われる物が壁面にこびりついているような施設は問題だと言うことですね。(底に沈殿している湯の花は違いますよ)良く覚えておきましょう。